滋賀県で昔から親しまれているという和菓子屋「たねや」。2025年の春に、大津プリンスホテル近くの湖岸に新たな直営店「LAGO大津」ができたといいます。
この夏、実家に帰ったついでに、LAGO大津に行ってみました!

LAGO大津(ラーゴ おおつ)
住所 滋賀県大津市由美浜4番地
営業時間 9:00-18:00(カフェ 9:00-17:00)
定休日 1月1日、琵琶湖大花火大会開催日
未来につながる「湖と里山」を感じられるお店
「LAGO」とは、イタリア語で「湖」のこと。
琵琶湖のほとりにつくられた店舗には、広々とした「琵琶湖の森」が併設されています。
命をはぐくみ、たくさんの生き物が憩う森を目指して、10年20年をかけてじっくりと森づくりを進めていくそうです。

本音をいえば、まだまだ少しさみしい感じのする森。でも、植えられたばかりの苗木が今後どんなふうに育ち、どんな空間や生き物が生まれていくかは、楽しみになります。
実際、オープンしたての4月にはもっと緑がなかったよう。ほんの数ヶ月でもこれだけ変化が出てきたと思うと、自然の強さを感じます。


ここだけの焼きたてカステラ、定番和菓子がずらり
店内にはまず、LAGOでしか買えない焼きたてのカステラ。
賞味期限が10日ほどある個包装タイプと、当日中に食べなければいけない焼きたてタイプの2種類が用意されているため、用途に合わせて選べます。


くわえて、たねやならではの定番の和菓子もずらり。


たねやグループの洋菓子ブランド・クラブハリエのバームクーヘンも、LAGO限定パッケージで販売。

この日は焼きたての瀬戸内レモンカステラと、クラブハリエのミニバームクーヘンを買って帰りました。
カフェでゆったり食べるもよし!
本当の焼きたてを食べたい方は、併設のカフェを利用するのがおすすめ。

夏休みの週末でほどよくにぎわってはいましたが、座席は空いていました。空調の効いた室内からも琵琶湖が見えますし、オープンエアの座席ならもっといい眺めを楽しみながら食べられます。

船で行くのも面白そう!
このように落ち着いた空間が素敵なLAGOですが、買い物とカフェがベースの施設なので、やんちゃな子連れにはちょっと物足りないかも……?
里山がもう少し仕上がってくれば散策の面白さもありそうですが、いまのところ遊べるような場所はなし。琵琶湖を眺めながら外階段を歩いたり、庭にある小さな井戸でちょっとだけ水汲みをしてみたり……くらいしかやることがないようでした。
かつ、最寄りのJR膳所駅から徒歩20分、京阪錦駅から徒歩16分と、電車でのアクセスはいまいち。自家用車も、時間帯によっては周辺の道路が混みやすいように感じました。
そこで面白そうだと思ったのが、クルーズ船です。
……クルーズ船です?
そう、LAGOのオープンに合わせて、クルーズ船が就航しているのです!

市内の大津港から15分ほどのクルーズで、LAGOにほど近いにおの浜観光桟橋に到着します。
「船に乗ってお買い物に行こう!」なら、ちょっと特別感があって子どもも喜びそう。

旅程によっては少し先の草津烏丸半島港に寄って、琵琶湖博物館とセットにするのもいいですね。

お近くにお立ち寄りの際は、ゆたかな琵琶湖とほっとおいしいカステラを味わいに、訪れてみてはいかがでしょうか。
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