これだけ暑いと、もはや夏がバーベキューに適した季節なのかという疑問はありますが……でも! 夏のバーベキュー、テンション上がりますよね。学生のころから子どもを育てるいまに至るまで、なんだかんだで仲間たちと年3回くらいバーベキューをやってきました。
そんな知見をまとめて、今回は「子連れバーベキューを快適にするポイント」をお送りします。
まず、絶対に用意すべきは「黙らせフード」
バーベキューって本当にわくわくするけれど、始めてから食べられるまでに、けっこう時間がかかります。大人は準備も忙しいしおしゃべりも楽しめるけど、子どもはお腹がすいたら待てません。
なので、鉄板を準備しながらでもサッと与えられる、おにぎりや茹でたとうもろこしなどを用意。そのあともまずはリーズナブルなウインナーやカルビなどを焼き、先に子どもたちのお腹を満たします。これらが、我が家の「黙らせフード」です。
食事に満足して子どもたちが遊び始めてからが、大人たちの本番。いいお肉を焼いたり、ちょっと凝ったアヒージョなどをつくってみたり、ゆっくり食事が楽しめるというわけです。
ついでに、大人が準備しながらお酒とともにつまむのは枝豆がおすすめ。あらかじめ用意するにも簡単だし、そのあとのお肉を邪魔しません。余ったら、子どもたちのお皿に彩りとして分けても喜ばれます。
いろんなものを食べたいなら下準備は必須
前提として、スーパーで買ってきた肉やバーベキュー用野菜セットをそのまま焼くだけでも、充分楽しめます。みんなで鉄板を囲み、わいわい食べるのがバーベキューの醍醐味だから。でも、いろんな種類の食材を焼いたり、おしゃれなフードも試したいと思うなら、下準備がモノを言います。
- にんじん、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこし……茹でるかレンチンしておく
- たまねぎ、キャベツ……ばらばらにならないよう、カットしてつまようじを刺す
- スペアリブなどの骨付き肉……前日から下味をつけておく
- アヒージョ……具材は下処理しておき、当日は油を注いで火にかけるだけに
- フランクフルトや太いウインナー……切り込みを入れて竹串を刺すだけでバーベキュー感が増す
こうした準備を、すべて当日にやろうと思うと大変。手間とのバランスを考えつつ、できるだけ仕込みを終わらせていきましょう。

いいお肉や焼きそばは、もったいぶらず早めに出す
「最初はタンとカルビからはじめて、次にイカとエビを焼いて、途中でサンチュと豚バラのサムギョプサル! 最後にとっておきのいい和牛と、焼きそばで締めよう♪」……わかります、そうやって考えちゃいますよね。もちろん、いくらでも食べられる10~20代が中心のバーベキューならそれが大正解だと思います。
でも、子育て世代の私たち、じつはもうそんなにたくさん脂っこいものは食べられない……。だから、食べたいものは後にとっておかず、早めに焼きはじめるのをおすすめします。とくに焼きそばは、バーベキュー場を借りている時間のラスト30分あたりから大急ぎで焼き始め、かきこむことになりがち。焼きそばのあとにエビで締めたっていいんだから、早めに焼いてゆっくり味わいましょう。
だって、焼きそばのあとに焼きマシュマロも待ってたりしません?
ついスイカとか割りたくなっちゃうけど……
夏のレジャーだから一緒にやりたくなっちゃうけど、キャンプなどで時間がめっちゃある場合を除き、スイカ割りはtoo much! 焼きそばと同様、スペースレンタルのラスト30分で慌てて割り、志村けん食いをする羽目になります。
それよりも、洗ってすぐに皮ごと食べられるぶどうやいちご、すでにカットされているパイナップルなんかが手軽。
マシュマロを焼いてクラッカーではさみ、チョコソースをかける……なんて構想も、バタバタしているとマシュマロを焼くだけで手いっぱいになり、すべて終わったあとにクラッカーと板チョコが発掘されたりします。だから、デザートも時間とお腹に余裕のあるうちからつくりはじめちゃいましょう。
番外編:子どもたちのおもちゃも大事
大人が焼いているあいだ、子どもたちは基本ヒマ。家族だけならお手伝いを頼むのもいいけれど、いくつかのファミリーで集まってやる場合、統率をとるのもちょっと大変です。そんなときに用意しておきたいのが、子どもたちの遊び道具でしょう。
- シャボン玉……大本命。なんだかんだみんな大好き! シャボン液を片手に持つタイプはちびっこが傾けて中身を全部こぼしがちなので、バブルガンなどのオートタイプがおすすめ。
- 水鉄砲……本気すぎない、打たれても「ちょっと濡れたら涼しくていいね」くらいのもの。
- わなげ……バーベキューには、縁日っぽいものがよく似合います。幼児から小学生まで楽しめる。
- スーパーボールすくい……ミニプールにどどんとスーパーボールを入れて。袋やポイなど、セットでAmazonなどに売ってます。思う存分すくえば、その年のお祭りでやりたがる確率も下がる。

ちょっとの準備や工夫で、子連れバーベキューを快適に楽しみましょう♪
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