いつまでたってもかわいいバブみの強い次男が、来年小学生になります。
嘘みたい。下の子って本当に、いつまでも赤ちゃんじゃないですか? 我が家には本物の赤ちゃんもいるけれど、それでもなお、次男は赤ちゃんです。
小学生になるなんて信じられないけど、ラン活です。
長男のときと同様、百貨店のランドセルコーナーで
親も子もランドセルにはあまりこだわりがないため、お金を出してくださる義両親のアクセスがいいターミナル駅の百貨店へ。「今日ここにあるものから選ぶ」というスタイルです。
長男は目立ちたがり屋の陽キャなのですが、身に着けるものにおいては保守的で、わりと地味色や地味デザインを好みます。その延長なのか、ランドセルも最初から黒一択。模様入りやライン入りなどにもくいつかず、黒のなかでも最もシルエットやステッチがシンプルなデザインを選びました。
ランドセルを買いに行く日を楽しみに待っていた次男。「ぼくもおなじで、くろかな~」と言っていたため、本人の好きに選べばいいし、最終的にはきっと無難なデザインにするんだろうなと思っていました。

いきなり赤いランドセルに引き寄せられる次男
ところが、次男が最初に手に取ったのは、黒地に赤のラインが入ったランドセル。サイドには光る稲妻がいくつも入った、なかなか攻めのデザインです。
本人が好きなものを選べばいいと、心底思っていました。「赤は女の子の色だから」「男の子は暗い色にすべき」とかも、まじでまったく思っていません。毎日それを背負って学校に行くのは親ではなく、次男なのもわかっています。
でもさ、夜は家のなかに置かれるわけじゃん、そのぎらぎらしたランドセルが。
長男もいつもリビングの床にランドセルを置きっぱなしにするんですよ。次男だってそうすることは目に見えている。
できるだけシックな家にしたいと思っているのに(3人分のおもちゃがあってそもそも無理な願望ではあるんだが)、来春から家のいろんなところに、その光るランドセルが放置されるなんて、いやだ……。
「それがいいんだね!でも、せっかくだからいろいろ背負ってみたら?」
子どものセレクトにケチをつけるようなことは言いたくない、でも、できれば考えなおしてほしい。
なので「いい」とか「悪い」とかセレクトを評価するようなことは言わず、いったん素知らぬ顔で受け止めて、ほかの選択肢を提示してみました。
次男が最初に手に取ったランドセルを起点に、稲妻のない赤とか、稲妻のある青とか、稲妻のある黒とか、シンプルな赤とか青とか黒とかネイビーとか、いろいろ手渡してみます。
そのどれもをいったん律義に背負っては、まったく表情を変えない次男。
どういう気持ちなの? 読めない……。
ちなみに、親としては似合うだろうなと目論んでいた深緑を背負ったときだけ、表情が死にました。すごく似合ってたけど、シンプルおしゃれな感じは絶対いやなんだなと理解。OK!

いつのまにか次男のなかで、第一候補は青になったよう。気になっているものをテーブルの上に残し、最終選考として赤やら黒やらをもう一度ずつ背負ったあと。
改めて青いイナズマを背負いながら「ぼく、これがいちばん にあうとおもうよ」ときっぱり。これはもう、あきらめて本人の希望を呑むしかないか……。
最終ジャッジは……!?
ところが、それまで一度も見ていなかった「同じように青×黒がベースで、稲妻がないタイプ」のランドセルを出してみたら、あっさり「うん、これがいいね!」と次男。
本人なりに落としどころを探ったのか、単純に青にしたかっただけで稲妻はそこまで必須じゃなかったのかは、わかりません。おそらく前者な気もする。「これがいいよ」「あれはやめたら?」と直接は言わなかったけれど、雰囲気は感じ取っていただろうし。
まかせきれずにごめんねという勝手に複雑な気持ちと、長男が言う「いや、いまの軽いノリで選んだあのランドセルで高学年になったらきついと思うよ」という言葉に乗っかりたい気持ちが、ないまぜになりました。
まさにいつだかSNSで話題になっていた、これの世界です。
ともあれ、ラン活終了!
決めたものをうれしそうに背負っている様子を見ると、とてもかわいく、なんだかカバンなんてなんでもいいような気もしてきました。
デザイン以外はどんなところをチェックした?
最近のランドセルはずいぶん高機能で、いろんな工夫が詰め込まれています。
長男が毎日重い荷物で通学しているのを見ると、できるだけ軽く、かつマチがあって体操服なんかも入れやすいのがよさそう。蓋の締め忘れを防ぐワンタッチオートロックも必須です。
なかでも次男本人が気にしていたのが、チェストベルト。
背中と肩ベルトだけにかかっていた重さが前面にも分散されるため、体の負担が軽減されるといいます。(それほど最近のランドセルは、荷物がめちゃ重いのを想定してつくられているということ……)

身体が小さい低学年のうちは、肩からずり下がってくるのを防止する役目もあるようです。
入学準備、大きなタスクがひとつ終わってちょっと安心。引き続き、いろんな準備をこのブログで更新していきたいと思っています。
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