長男が小学校に入学したときからずっと、ボイスメッセージが送れるGPS「BoTトーク」を使っています。利用開始から丸3年が過ぎた先日、リュックに入れたまま思いきりぶつけてしまい、電源がつかなくなったため、ディスプレイ付きの最新機種に乗り換えました!
一ヶ月使ってみてのリアルなメリット・デメリットをレビューします。
そもそも「BoTトーク」とは?
手のひらサイズのGPS端末で、子どもの現在地を最短1.5分間隔でマップに表示してくれます。アプリを開くだけで、子どもがどんなルートを通っていまどこを歩いているかが一目でわかるため、通学や学童への移動も安心です。
自宅や学校、習いごとなどのスポットを登録すると、到着・出発をプッシュ通知でお知らせ。子どもの行動範囲を自動で学習し、普段行かないところに行ったときにもお知らせしてくれます。
そして、BoTトークの最大の特徴は、その名のとおり「トーク」!
ボイスメッセージを無制限で送り合えるため、ちょっとした会話が可能です。
子ども用GPSのなかで、5年連続No.1(※)の人気を誇る製品です。
※公式サイトより:No.1調査|株式会社アイディエーション調べ: 「子ども見守りGPSサービス」について、Google検索上位10サービスを比較し、全国の4歳~小学6年生の子どもを持つ30、40代の男女19,195人に実施したインターネット調査結果(2025年1月6日~1月10日)
そして、最新機種では見やすいディスプレイが搭載。
誰からいつメッセージが届いたかや電池残量が確認できるため、より使いやすくなりました!
おすすめポイント
1、子どもの現在地がすぐわかる!
2、声でメッセージが送りあえる!
3、ディスプレイ付きで使いやすい

メリット1:行動履歴が追いかけられる
現在地はもちろん、通ったルートを確認できるのが便利です。
最短1.5秒間隔で自動測定された位置情報が共有されるため、こちらからの操作は不要。都内での使用がほとんどですが、大通りの場合は右側/左側がわからなかったり、走って移動していると民家の中をショートカットしているように見えたり……といった多少のズレはあるけれど、位置の特定に困るほどではありません。
通知によって学童を出たことを確認し、いまどのへんを歩いているかチェックして迎えに行けば、予想どおりの地点でちゃんと会える。それくらいの精度があります。充分です!
寄り道していることをアプリの行動履歴から把握し、あとからカマをかけるのにも使えました(笑)。遠足に行っている日などは「いまどのあたりかな~?」とチェックするのも楽しい。
あともうひとつ地味に便利なのが、ランドセルを持ったタイミングがわかること。
BoTは揺れを感知して現在地を更新するシステムなので、本人が出先で荷物を持った(動かした)時間が残ります。
これによって「あ、帰りの会が始まったっぽいから、あと15分で帰ってくるな」「よしよし、習いごとに間に合うようにリュックを持ったっぽいぞ」と、本人の動きが推測できるというわけです。

メリット2:ボイスメッセージで連絡しあえる
日ごろはそこまで用事もないのですが、子どもにとっては「親に連絡できる手段がある」というだけでも安心できるよう。一年生のときは「体操服を忘れたから持ってきてくれない!?」みたいな連絡もありました(笑)。
学童がなくなった最近では「今日はAくんと〇〇公園に行くって言ってたけど、やっぱりBくんとCくんの家に行ってくる!」「今日6時間授業だったから遅くなりまーす」などの連絡がくることも増えました。
放課後の行先を朝決めて送り出す低学年のときと違い、子どもが自由に動くようになったからこそ、声で気軽にメッセージを送りあえるのが助かるなと思います。
登下校とは関係ないけれど、おつかいを頼んだときなんて超便利です。
いまどのあたりを歩いているか(どのお店に行っているか)もわかるし、店頭で子どもが迷ったとき「めんつゆって2倍と4倍があるけど、どっちでもいいの?」「2倍でお願いします!」なんてやりとりもできちゃいます。
「通話」ではなく「ボイスメッセージの送受信」なので、一応リアルタイムではありません。
が、タイムラグは長くて1~2分ほど。親子でその感覚さえ共有しておけば、やりとりするのにさほど不便は感じないと思います。
メリット3:トークを文字で送受信できるのが超便利!
BoTで私が一番気に入っている機能はこれ!
なんと、ボイスメッセージが文字でも送れるんです。
つまり、LINEのように文字を打ち込むと、AIが代読してメッセージを届けてくれる。
だから、会議中でも電車の中からでも送れる!!
ただ、AIの音声は「ちょっと怖い」と子どもには不評です(笑)。
かつ、子どもが送ってきたボイスメッセージも文字に書き起こしてくれるため、音が出せない環境でもチェックできます。これはまだ精度があまりよくないけれど、だいたいの内容をつかむには充分。
このAI音声機能がついてからは、いっそうメッセージの送受信がはかどるようになりました。

メリット4:バッテリーの持ちがいい
先代の機種は長く使っていたこともあり、最後のほうは3日に一回くらい充電が必要になっていましたが、最新機種はさすがにバッテリーの持ちも良好。
週1~2回トークをやりとりしても、2週間ほど充電しないで済みました。充電が切れそうなときはアプリから通知もくるため、うっかり切れもありません。
デメリット1:親から送るトークは気づかれない
BoTでいちばん不便なのがこれ。
ランドセルの中に入っていると、親から送ったトークは基本気づかれません。
なので「親から子どもにリアルタイムで連絡をとりたい」ときには、無力……。ただ、3年半の小学校生活で、そんな場面はほぼ一度もありませんでした。
基本的には、子どもから連絡が来たとき(子どもがBoTを手に持っているであろうとき)にやりとりするもの、と思うのがよさそう。
ただ、最新機種のディスプレイでは、新着トークの受信時間と差出人のアイコン写真が表示されます。なので、子どもがあとからBoTを手に取ったときにも「あ、ママからメッセージだ!」と気づいてもらえるようになりました。
が! 我が家の小4は自分が連絡したいときにしかBoTを取り出さないため、たぶん帰宅するまで気づきません(笑)。
デメリット2:地下鉄はさすがに追いきれない
都内の地上や電車ではほぼほぼ困りませんが、地下鉄に乗るとさすがに追いきれません。
乗車駅で突然位置情報が途絶え、ときどき謎のポイントで観測されつつ(地下鉄の線路上でたまに読み込まれているらしい)、次にあらわれるのは最寄り駅の地上……となる。
でもこれは仕方ないですよね。我が家としては、徒歩の登下校や公園、学童あたりの行動をフォローできれば充分です。
キッズケータイよりも、ここがいい!
これを読んでくださる方々のなかには、キッズケータイとBoT(GPS)のどっちにするか悩んでいる方もいらっしゃると思います。我が家視点では、断然BoTがおすすめです!
- 安い→端末代5,280円+トークプラン月額748円!(いずれも税込)
- ボイスメッセージで充分→LINEよりシンプル、通話よりタイミングを選ばない
- 保護者とだけやりとりできる→友達とのLINEトラブルなどの心配なし
- カメラや動画視聴などができない→歩行中に画面ばっかり見て事故を起こしたりしない
うちの小4男子はよくいえば好奇心旺盛、悪くいえば集中力散漫でいろんなものに目がいくため、スマホなど持たせようものなら歩行中もちらちら見るに違いありません。そんなの交通リスクが高すぎる……。なので我が家の場合は、単機能のBoTのほうが安心して持たせられるように思います。
以上、一ヶ月使ってみて感じたリアルなメリット・デメリットでした!
参考にしていただけたらうれしいです。
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