あっという間に7月が終わりましたが、まだ夏休みは一ヶ月残っています。
これから旅行やレジャーに出かける方も多いはず。
楽しいお出かけだけど、家族の人数が増えると悩ましいのがパッキング。
冬より衣類が薄いとはいっても、子どもがいるとたくさんの着替えやおもちゃが欠かせないし、夏は水遊び用のグッズなども必要で、どんどん荷物がふくらみがちです。
3人の子どもを育てる我が家でも、荷作りはいつも大仕事。
今回は、日々の旅行や帰省で培ったパッキングのコツや便利な持ち物をご紹介します!
▶我が家のスペック
家族構成:30代夫婦+小4長男+年長次男+10ヶ月娘
旅行の頻度:年3回の帰省(新幹線)、年1~2回の一泊旅行、年1回のビーチリゾート3~4泊程度
目次
POINT 1:アイテムを抜け漏れなく用意するには?
子どもがいると本当に荷物が多いため、持ち物リストの作成は必須タスク。
まずは、リストをつくるときのコツをまとめました。
デジタルでリスト化すれば、次回以降は調整するだけ
私はメモやドキュメントがまとめられるアプリ「Notion」を使って、チェックボックスつきの持ち物リストをつくっています。

一度こうやってデジタル化しておけば、次回以降のお出かけではリストをコピーできる!
つい目先の使い勝手を優先して、家じゅうを歩きながら直接ペンでチェックできる紙のリストをつくりたくなっちゃうんですが、長い目で見ると絶対デジタルがいいです。
一度すべての項目を消したら捨てるしかない紙のリストと違って、デジタルは保存が可能。
次に似たような旅先に行くとき、ゼロから持ち物を考えなくても、項目を微調整するだけで済みます。
忘れ物をしたとき簡単にリカバリーできないような海外やリゾートに行くときは、できれば一週間くらい前に一度リストをつくってみるのがおすすめ。そうすれば、足りないものをネットで頼んだり買い出しに行ったりする余裕があります。
酔い止めとかレトルト離乳食とか、あると思ってもストック切らしがちだからね……。
使用シーンを想像して、項目をまとめる
さっきの参考リストでは「酔い止め」と「大人の薬、子どもの薬」が、同じ薬なのに別項目になっています。なぜかというと「酔い止め」は出発時に飲むものだけど、「大人の薬と子どもの薬」は万が一のときにしか使わない常備薬の詰め合わせだから。
つまり、使用シーンが違うのです。
反対に、ミルク系やおむつ系、離乳食系は使用シーンが同じ。アイテムもセットでまとめておきたいから、細かく分けず、ひとつの項目にしています。
こんなふうに、使用シーンを想像して、いっしょに使うものはいっしょに、別々に使うものは別々の項目にしておくと消し込みが楽。
ちなみに、当日朝まで使うもの(前日までにカバンに入れられないもの)は別リストにしておくと、忘れ物しづらいですよ!
あわせて、荷物の「運び方」を考える
我が家が旅行するときの運搬体制は、基本こんなかんじ。
- 母のハンドバッグ:乗車券やパスポート、各種チケット、緊急用ボーロなど
- 兄弟のリュック:各自のお菓子、タブレット、ヘッドホン、水筒、おもちゃなど
- ベビーカー:上着、抱っこ紐、道中で買った食べ物、おむつや着替えなど赤ちゃんグッズ
- 大きなキャリーケース(95L):そのほか全部
新幹線や飛行機では、キャリーケースを荷物棚に乗せてしまいます。なので、乗り物のなかで使うものは最初からそれぞれの手荷物に入れるのが鉄則。
子どもたちの暇つぶしアイテムも、リュックに入れて自分で持たせます。あれもこれも持って行きたがる子どもたちに「リュックに入れて自分で持つならいいよ」と言えるので、余計な荷物を減らす効果も。
水遊びアイテムはかさばるので、旅先にあらかじめ送ってしまうのも手です。
……といった荷物の運び方も、リストアップの段階でふんわり考えておきましょう。
POINT 2:しまいやすく使いやすいパッキングを!
「出発は午後だから、起きてからやればいいや」は、子連れファミリーには絶対NG。
いつ何が起きるかわかりません。
当日朝に使うもの以外は、すべて前日にパッキングを済ませるつもりで行動したいところです。
お洋服は「人」ではなく「シーン」でまとめる
昔は「兄の服」「兄の下着とパジャマ」「弟の服」「弟の下着とパジャマ」などと人ごとにジップロックを分け、着替えを整理していました。でもそれだと、旅先で着替えるときにそれぞれの袋からそれぞれの服を出さなくてはなりません(当たり前)。
それでふと気づいたのです。
人ではなく、「2日目」「プール」「ドレスコードありレストラン」「大浴場に行くとき」などと、シーンで分けて全員分をまとめたほうが、絶対に便利だということに!!!
2日目に着たい兄弟おそろいのTシャツや短パン、靴下、ハンカチなどを「2日目」の袋に。
ちょっとかしこまった襟付きシャツや母のワンピース、靴下などを「ドレスコードありレストラン」の袋に。
パンツと肌着、パジャマをまとめて「大浴場に行くとき」の袋に(男女に分けておくとさらに便利)。
そうすれば、袋をひとつ出すだけで、そのとき使うみんなの着替えがまとまっています。
吊り下げ型のトラベルポーチが大優勝
さらに便利なのがこの、吊り下げ型のトラベルポーチ。
収納時にはキャリーケースのなかで右のように小さくなり、旅先ではクローゼットのポールにかけて使えます。

ここにさっきの分け方で整理したお洋服をしまえば、ジップロックすら要りません。
しかも、旅先に着いてからは袋に入れるよりもゆったり保管できるため、旅行の後半にはしわしわになっている……なんてこともなし。帽子をしまっておけるのも便利です。
こちらが、実際にホテルで使っている様子。
最下段が子ども3人+母の2日目、中段が子ども3人+母の2日目、最上段が兄たちのキャップです。さすがに父の分までは入りきらなかったけど、適宜入れ替えも楽ちん。

同じように、全員分のスキンケアやお風呂アイテム、身だしなみに使うグッズもひとつにまとめ、洗面所のフックに吊り下げられる別のトラベルポーチを使っています。
ホテルに着いたら、まずはこの2つを定位置にセットする。
それでかなりの荷ほどきが終わるし、チェックアウトするときもがさっとまとめて戻せる、というわけです。
あらゆる“小分け”作業も前夜にする
前日のうちにぜひやっておきたい作業その1、小分け。
旅先ではできるだけ試供品のスキンケアを消費するようにしていますが、切らしているときは、普段使っているものを小分けにして持参します。とくに、クリームやヘアバームは重い瓶に入っていたりするため、絶対に入れ替えたい。
使い勝手がいいのは、コンタクト洗浄液についてくる、蓋がしっかり締まるタイプのコンタクトケース。右目にクリーム、左目にヘアバームを入れています。
化粧水や乳液は、残り少なくなってきたらそれを旅行用に取っておくと、小分けの手間すら省けて◎。
タブレット類の充電・コンテンツ用意をお忘れなく
前日のうちにぜひやっておきたい作業その2、子どもが使うタブレットの充電。
我が家の子どもたちは、新幹線や飛行機などの長距離移動のときだけ、タブレットで動画を観ていいルールになっています。だから、充電は死活問題。出発時に充電がないことがわかったら、取り返しがつきません。もちろん、コンテンツのダウンロードも忘れずに。
ベストは前日朝までコンテンツダウンロード、夜までに充電を済ませ、寝る前に充電器をキャリーケースに入れちゃうこと!
子どもの爪切り、耳かきもしておくと快適
前日のうちにぜひやっておきたい作業その3、子どもの爪切り。
旅先で「あっ、めっちゃ爪伸びてる!」となっても、子どもの爪切りってよっぽどキッズフレンドリーなホテルじゃないと借りられないんですよね。
そして、子どもの爪は異様に伸びるのが早い。旅行前でバタバタ仕事を片付けている日々のなかで、知らないうちに伸びている確率120%です。
水遊びの予定もあるのなら、できれば爪切りと耳かきはやっておきましょう。
POINT 3:夏の子連れ旅行、あると便利なアイテム
最後は、あると便利なおすすめの持ち物をリストアップしました。
海やプールに行くとき
- 浮き輪やフロート:子の人数分ないと揉める。引っ張れる紐や箱眼鏡つきだとさらに楽しい
- 日焼け止め:全員がさっと塗れるポンプタイプと、付け直しやすいスプレーの2種類があると◎
- 防水バッグ:スマホやプールカード、カードキーなどを入れるのに案外使う
- 水陸両用抱っこ紐:赤ちゃんを抱っこしながら、兄弟の水遊びにもほんのり付き合える
- 魚肉ソーセージ:魚の餌やりOKなビーチに行くならこれ。パンよりふやけなくて食べさせやすい
- 長袖のパジャマ:ビーチやプール系のリゾートホテル、だいたい冷房が寒い! 持っていくと安心


長時間の乗り物に乗るとき
- 酔い止め:酔いやすい我が家では必須。センパアブチベリ―は3歳から飲めます
- タブレット&スタンド:これも人数分。スタンドがないと見づらくて姿勢が悪くなる……
- キッズヘッドホン:大人のイヤホンでは意外と代用できないし、周囲の迷惑を考えると必須
- お菓子袋:飴などの時間がかかるお菓子を用意しておいて、好きなものを本人に袋詰めさせる
- お菓子袋INポリ袋:お菓子袋の中に、小さくたたんだビニール袋を入れておけば各自のごみ袋に
- レジャーシート:座席の下に敷けば、子どもが靴を脱いだり荷物を置いたりできる
赤ちゃんの場合
- 知育雑誌:タブレットに集中できない年齢の子どもには、やはり付録つきのこれ
- ボーロ:一粒ずつ口に入れられて、食べるのに時間がかかり、音がしない最高のおやつ
- 授乳ケープ:3人目にして持ち歩いてみたら、すぐ飲ませられるし飲んだら寝やすかった
- パン袋:おむつ防臭袋より安くてニオイがしない。中身は丸見えだけど、ごみ袋にも

“ここ”に入れておきたい!
- キャリーケース/きれいなごみ袋:帰宅後に洗濯するものをどんどん入れていく用
- ベビーカー/大きいエコバッグ:ベビーカーをたたむとき、乗せていた荷物を全部つっこむ用
- ベビーカー/スーパーの袋:道中出てくるお弁当などのごみをまとめる用
- ベビーカー/薄手の上着:案外乗り物が寒かったりするから、重ね着用
いかがでしたか?
夏の子連れ旅行、準備のお役に立てていたらうれしいです。
効率的にパッキングをこなし、便利なアイテムを持ち歩いて、快適な旅を👏
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