いよいよもうすぐ夏休み! 海外旅行を考えている方も多いのではないでしょうか?
となると、必要なのがパスポート。
子どものパスポートをつくるときのポイントを、実体験からまとめてみました。
※なお、本記事の情報は2025年7月15日現在のものです。申請の最新情報は、外務省のサイトやマイナポータルのサイトを併せて確認してくださいね。
2025年3月から、オンライン申請が可能に!
申請時と受け取り時の2回、本人が窓口に行かなければならない……というのが大きなハードルだったパスポート作成。でも、数年前からは切替申請のみ、マイナンバーカードを使ったオンライン申請に対応していました。
そして2025年3月から、新規作成もオンライン申請が可能に!
初めてパスポートをつくる赤ちゃんも、切替をする親や兄姉も、窓口に出向くのは一回でよくなったのです。子連れファミリーにとって、これは大きな変化……!
しかもオンライン申請では、マイナポータルを通じて戸籍情報が連携されるため、紙の戸籍謄本を取得して提出する必要もありません。申請手数料も400円ほど割安で、いいことづくめ。
(ちなみに我が家は2025年1月に、これまでどおりの窓口申請でパスポートをつくりました。旅行に行くのがあと2ヶ月遅かったらオンライン申請できたのにな~と、ちょっと無念……笑)
準備するもの
- マイナンバーカード
- マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
- (切替の場合のみ)有効期間内のパスポート
つまり、オンライン申請を使いたい場合は、子どものマイナンバーカードが必要。もしまだ通知カードのままにしている方は、旅行から逆算してマイナンバーカードを発行しておきましょう。
オンライン申請の流れ
- マイナポータルアプリにログイン
- 画面の案内に従って、申請者情報を入力
- 顔写真と自署を撮影(写真はその場でスマホから撮影/端末からのアップロードどちらも可)
- そのままオンライン申請
- 交付予定日に窓口へ行き、手数料を支払って受け取り(なんとクレカ決済も可!)
申請から交付までの期間は2週間程度で、やや延び
オンライン申請対応と同時に、顔写真ページの素材がプラスチックになったため、個人情報の印字・印画にこれまでより時間がかかるようになったそうです。
そのため、申請から交付までは国内でも2週間程度かかるように。
とくにオンライン申請は非常に混みあっていて、それ以上の時間がかかるケースもあるようです。急ぎの場合は、窓口申請だと原則9営業日で交付できるそう(2025年7月現在)。
以前は、早ければ一週間程度で発給できたパスポートですが、そのイメージを持っていると痛い目を見るかも……!? 余裕をもって申請しましょう。
子どものパスポートはどうやってつくる?
子どものパスポート申請は、法定代理人(おもに親)が提出します。
オンライン申請
- 子どももしくは親のマイナポータルから、親を子どもの代理人として登録
- 親のマイナポータルから、代理提出として申請手続きをする
- (子どもが15~17歳の場合は、親の同意書があれば本人のマイナポータルからも申請が可能)
- 受け取り時には代理人と本人が同行する
窓口申請
- 一般旅券発給申請書、戸籍謄本(全部事項証明書)、顔写真、子どもの本人確認書類(マイナンバーカード、保険証、母子手帳など)、代理人の本人確認書類を用意
- 窓口で、代理提出として申請手続きをする
- 受け取り時には代理人と本人が同行する
オンラインのメリットは窓口に行く回数が減ることと、本人確認の手続きが省けること。
窓口のメリットは、わからないことを聞きながらできることと、現在なら少し早くパスポートが受け取れることでしょう。
子どもの顔写真って、どうすればいいの?
大人だって、証明写真機で上手に写真を撮るのは困難です。
でも、近年のパスポートはスマホで撮影した写真を使って申請が可能。家で納得いくまで撮りなおせるため、子どものパスポートもいい写真でつくれる確率がぐっと上がりました。
撮影のポイントは、証明写真機などで撮るときと基本は同じ。


乳幼児の場合は「白色のシーツなどに寝かせて、真上から撮影した写真でもよい」とあります。
寝返りもできない赤ちゃんなら、それで問題ないでしょう。
ただ、1歳半でパスポートをつくった長男のときは、おとなしく寝っ転がることも白壁の前で静止することもできず……かつ、どうしても顔の近くでポーズをとってしまう(笑)。これはさすがにNGです。
最終的に、夫が白い壁の前で子どもを抱っこしながら手を押さえ、自分が写らないように身体を傾ける、という苦しい手段をとりました。


撮影した写真は「履歴書カメラ」というアプリで、パスポート対応のサイズに加工しました。類似のアプリはほかにもいろいろあるため、お好きなものを使えばOK。
このデータをコンビニで印刷すれば、写真の用意は完了です。

……気づきましたか? 1歳半の長男、めちゃくちゃ笑っているということに。
パスポートの写真といえば、真顔。
不適当な写真の例では、軽く口角が上がっただけの笑顔でもNGとされています。
でも、にこにこ笑っている写真しか撮れず……数枚ある真顔の写真は、全然かわいくない。なので、思いきり歯を見せて笑っている写真と真顔の写真を両方持って行き、窓口でダメだと言われたら真顔に差し替えることにしました。
そうしたら、笑顔でOKだった!!!!!
なんなら窓口の方は「あら~、かわいいですねぇ」とまで言ってくださいました。
それ以降、子どものパスポート申請には笑顔と真顔の2パターンを持って行くけれど、毎回笑顔のほうで受理してもらえています。何度か海外にも連れていきましたが、いまのところ入国審査などで引っかかる場面も出ていません。

と、ここまで書いて、オンライン申請のほうがそのあたりのジャッジが厳しそうな気もしましたが……(写真のAI自動判定でNGになりそう)笑顔のかわいいパスポートを作りたい方は、一度試してみてくださいませ。
※なお、本記事の情報は2025年7月15日現在のものです。申請の最新情報は、外務省のサイトやマイナポータルのサイトを併せて確認してくださいね。
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